王道マリンスポーツ、ウインドサーフィン

ウインドサーフィンが誕生してから50年以上が経ちました。その間に目覚ましい進化を遂げ、楽しみ方もライフスタイルも変化してきました。しかし、ボード上にセイルを立てて風の力で海上を走り回るというシンプルさは普遍のもの。キングオブマリンスポーツとも言えるウインドサーフィンの概要を説明します。
発祥

ウインドサーフィンは風の力で水上を滑走するスポーツ。1967年考案、1968年に完成したとされています。ヨット愛好家のホイル・シュワイツァーと技師のジム・ドレイクがヨットとサーフィンを融合させるアイデアを出し合い、カリフォルニアで誕生しました。

“ユニバーサルジョイント”というセイルとボードをつなぐパーツが完成のKEY。360°回転するこのパーツのおかげで舵がなくてもコントロールできるようになりました。最初に完成したのが“ウインドサーファー艇”というワンデザインボードで、その後の様々な進化への基本形となりました。
楽しみ方とカテゴリー
ウインドサーフィンには様々なカテゴリーがあります。
ヨットレースのように風上風下に走りながら順位を競うコースレース。
スピードをベースに複数のマークブイを回航するスラローム。
ジャンプと波乗りのパフォーマンスを魅せるウェイブ。
トリッキーなアクションを楽しむフリースタイルなどなど。
他にも最高速度を狙うスピードトライアルや長距離で競うロングディスタンスレースなどなど、競技だけではなく色々な楽しみ方があります。
一般のセイラーが楽しんでいるのは、幾つかのカテゴリーにまたがっているフリーライドという楽しみ方。
競うわけではなく楽しみのためのセイリングスタイルです。
ライフスタイル
ウインドサーフィンの楽しみ方は人それぞれ。強風の中でのエキストリームなアクションが好みだったり、良く晴れた天気の下でのんびりとクルージングしたり、スピードを求めたりと様々。
楽しんでいる年齢はとても幅広く、10代前後から70代以上の世代の方々まで、同じ海の上で同じようにセイリングしています。
体力が必要なカテゴリーもありますが、基本的にはバランスのスポーツなので、年齢性別は問われませんから長く楽しんでいけるマリンスポーツです。